GUERCIOTTI

HISTORY

Bikes, our passion since 1964
1964年、シクロクロス選手だった兄のイタロ・グエルチョッティ。イタロは弟のパオロとミラノ・ペトレッラで約20㎡のスペースでサイクルショップを開業したのが始まりでした。
1961年より自転車競技は始めた弟パオロに、兄のイタロは常に自転車に対する情熱を伝え続け、パオロはシクロクロスに専念し1979年イタリア・サッコロンゴで開催されたシクロクロス世界選手権に出場するまでになりました。
シクロクロス選手として過ごす一方、サイクルショップは忙しく規模として狭くなってきていました。パオロはミラノ・ブエノスアイレス通りに広い新店舗を開業することに決めました。その後、ビジネスも成功しグエルチョッティ兄弟はミラノ・タマーニョにも出店しました。
1975年グエルチョッティにとって歴史的な年になりました。多くの自転車を生産、選手としてのパオロの活躍もあり、グエルチョッティはアメリカを初め世界へ輸出を開始。またアメリカのチームAmerican Ten Speed Drive-Guerciottiへサポートを開始しました。
グエルチョッティブランドは世界的に知名度を上げ、アメリカの著名な自転車雑誌Bicycling(バイシクリング)などで取り上げられるようになりました。
1976年以降、Fiorella Citroen・Magniflex Fam Cucine・Santini Selle Italia・Alfa Lum・Dromedario Sidermecなどのプロチームをサポートしてきました。そして1979年にはジロ・デ・イタリアでステージ5勝の快挙を成し遂げました。ジャンバティスタ・バロンケリ、ジョンヴァニ・バッタリンと言った多くの名選手がグエルチョッティの自転車に乗り活躍しました。
1980年代に入ると、アメリカ市場でリーダー的存在のブランドまで成長しました。
プロチームの協力のもと、グエルチョッティのテクノロジーやデザインは進化し、海外のサイクルショーで注目を浴び世界的に認められました。
1976年、ティレーノ・アドリアティコの初代優勝者であるディノ・ザンデグが監督のシクロクロスチームGBCにサポートを開始。パオロもこのチームで選手として走りました。翌年、パオロは自身のシクロクロスチームGS Guerciotti立ち上げ、チームは世界タイトルを含め大活躍しました。「泥の多国籍チーム」「シクロクロス界のMAPEI」などの異名を持ち、イタリアを初め世界におけるシクロクロスのランドマーク的存在へと上り詰めました。また、シクロクロスで偉大な2人のベルギー選手、ローラン・リボトン、ヴィト・ディターノの活躍が素晴らしく、シクロクロスの盛んなベルギーでの販売にも成功しました。
1983年パオロはGUERTIOTTI EXPORT SRLを設立し、レパルトコルサ(レース部門)と卸売ビジネスを開始。
1997年ダニエル・ポントーニがシクロクロス世界選手権で優勝。グエルチョッティとして10回目の記念となる世界タイトルを獲得。
2000年にミラノ・ペトロッキに新社屋を設立。グエルチョッティの原点ともいえるレパルトコルサ(レース部門)に注力することから始まりました。プロチームを初め、大きな可能性を持ったジュニア・女子・アンダー23のサポートを開始。同年パオロの息子であるアレッサンドロ(現社長)も就任。
2004年にはプロロードチーム、LPRにサポートを開始。パヴェル・トンコフ、ディミトリ・コンシェフ、ダニーロ・ナポリターノなどの有名選手が所属、ジロ・デ・イタリア、パル~ルーベ、ミラノ~サンレモ、ツール・ド・スイスなどで大活躍。
2007年から、セッラメンティ・PVC(アンドローニ・ジョカトリ)にサポートを開始。アレッサンドロ・ベルトリーニ、ミケーレ・スカルポーニ、ダビデ・レべリン、ジルベルト・シモーニなどが数々の勝利を上げました。
2011年に「NO LIMIT CAROB ENGINEERING」称したプロジェクトに取りかかりました。それはデザイン・開発・生産・カーボン、全てのスペシャリスト達が集まって作り出されるMADE IN ITALYの商品です。同年、グエルチョッティはチームのセカンドスポンサーを獲得しTeam Miche-Guerciottiが誕生しました。
2013年からUCIプロコンチネンタルチーム「CCC Sprandi」をサポート開始。2014年に創業50周年を迎え、ECLIPSE64-14をリリース。(64は創業の年、14は2014年の意味)
2015年はワイルドカードを受け、グエルチョッティブランドは、チームCCC Spradinと共に・ジロ・デ・イタリアに出場。第7ステージでグレガ・ボレが8位、第11ステージでマチュイ・パテルスキが8位と結果を出しました。その他、ミラノ~サンレモ、ロンバルディア、ドバイツアー、アムステルダムゴールドレースに出場。
2016年、自身のチームでもあるSelle Italia-Guerciotti-Elite Cyclocross Teamのジョエーレ・ベルトリーニがエリートカテゴリー(男子)でイタリアチャンピオンに、アリスマニア・アルツッフィがU-23(女子)でイタリアチャンピオンを獲得。